20260614

広告デザイン

大阪電気通信大学 総合情報学部 ゲーム&メディア学科 前期開講科目

制作チームを編成してのクリエイティブワークのシミュレーション

第09週:06月23日

0)出席登録

本日は遠隔授業オンデマンド型でのみの実施となります。

MyPortalから出席登録をおこなってください。

コード入力は空欄のままで結構です。

1)ポスターとSNS広告のフォーマット

チームで取り組む広告デザインは、アナログメディアであるポスターとデジタルメディアのSNS広告の2つの媒体です。

それぞれの仕様は以下のとおりとし、リンクからフォーマットをダウンロードしてください。

ポスター2種(画像モード:CMYK)

 B1サイズ(728mm × 1,030mm)

 ・タテ位置

 ・駅貼り広告

 B3サイズ(515mm × 364mm)

 ・ヨコ位置

 ・車内額面広告

SNS広告1種(画像モード:RGB, 下記のいずれかを選択)

 Instagram Stories(1,080px × 1,920px)

 ・9:16 画像

 ・最大30MB

 ・JPEG / PNG

 Instagram Stories(1,080px × 1,920px)

 ・9:16 動画

 ・最大4GB

 ・MP4 / MOV / GIF

 YouTube Shorts(1,080px × 1,920px)

 ・9:16 動画

 ・最大5GB

 ・MP4 / MOV / WebM

2)印刷メディアでの画像に関わる解像度

デジタル化された画像は、ピクセルの整列した色面の集合体です。モザイク状の画面がなめらかなイメージとして認識されるのは、画像の実寸とその画像を構成する1ピクセルの実寸の相対的な関係によります。微細なピクセルによって、大きなサイズの画像をつくった場合は、非常に高品質なイメージと感じられるし、逆に大きなピクセルで小さなサイズの画像をつくると、ひとつひとつのピクセルが知覚され、品質が低く感じられます。

解像度は、画像の品質、すなわち画質といえます。解像度が高いと高品質な画像イメージ、低いと品質が落ちる...といった具合です。

印刷メディアにおいて画像データは、個々のピクセルが、約1670万色中の1色の色彩の情報を持ったピクセルの集合体となっています。それが印刷段階では、CMYKのたった4色の小さなドットに置き換えられて再現されるのです。

■ 画像解像度

Photoshopなどで取り扱う画像の解像度で、単位にはppi(pixels per inch)を用います。

画像解像度は、Photoshopの[イメージメニュー]→[画像解像度]によって再編集が可能です。

画像解像度 

ピクセル数は、幅と高さのそれぞれの方向での実際のピクセル数。

ドキュメントのサイズは、幅、高さの単位に[mm]などを選択することができ、ピクセル数と解像度によって決まる出力した際の実寸が表示されます。

縦横比を固定のリンクを解除すると、それぞれの方向で自由に値を変更することができます。

再サンプルは、画像のピクセル数を変更しリサイズして画像補完をすることで、その際の補完方式がポップアップから選択できます。ニアレストネイバー法・バイリニア法・バイキュービック法の3種類があり、バイキュービック法にはさらに、複数の設定があります。

それぞれ一長一短があり、補完を実行する元画像の絵柄によっても適切な選択は変わってきます。

画像の再サンプルは、元画像に対してピクセルを足したり引いたり...といった操作をおこなうことになるので、基本的には画質の劣化を招くと考えたほうがよいでしょう。

■ 出力線数

出力線数は、印刷における網点の大きさを表すもので、スクリーン線数ともいわれます。単位はlpi(lines per inch)を使用します。

1インチあたり60ドットの細かさで印刷すると60lpi、1インチあたりのドット数が180個であれば180lpiということになります。180lpiの1ドットは60lpiの1ドットの1/3の大きさです。

新聞などの印刷には80lpi〜100lpi、一般的なモノクロ印刷で133lpi〜150lpi、プロセスカラー印刷で150lpi〜180lpiといった線数での印刷がおこなわれます。 出力線数は、印刷用紙と印刷用インク、また閲覧距離に深く関係します。

新聞用紙の紙質などは、紙の表面の平滑度が低く、またインクの吸収性が高く、乾燥が早いといった特性を持っています。こうした用紙に非常に細かい網点で印刷をおこなうと、ドットゲインといわれる現象も加わり、網点のにじみが発生しぼけた画像の再現になってしまいます。そのため80lpi〜100lpiという粗い網点によって画像の再現がなされます。逆にアート紙やコート紙などと呼ばれる表面に顔料と接着剤をベースにした塗料をコーティングした用紙は、網点の再現性が高く、ポスターや美術印刷など、画像イメージをより忠実に再現したいケースに用いられ、150lpi〜180lpiといった細かい網点によって印刷するのに適しています。

ドットゲイン

ドットゲインのイメージ

左)K50%の網点データ

右)印刷によってドットゲインが発生しデータ以上に太った網点

出力線数に最適化した画像解像度の設定は、

 画像解像度 = 出力線数 × 拡大縮小率 × 2

を公式として算出することが一般的とされています。

今回のB1ポスターを出力線数150lpiを前提に、全面画像断ち切り(塗り足し+3mm)で画像データを原寸で配置する場合、必要となる画像解像度は、

 幅:8,669px(733.98mm)

 高さ:12,236px(1035.98mm)

 解像度:300ppi

となりますが、実際には1.5〜3mの閲覧距離があるB1ポスターの特性を考慮すると、

 幅:5,779px(733.93mm)

 高さ:8,157px(1035.94mm)

 解像度:200ppi

でも十分な品質を維持できると判断することがあります。

また、B3ポスターの場合は0.5〜1mの閲覧距離を考慮し一般的な公式どおり、

 幅:6,152px(520.87mm)

 高さ:4,370px(369.99mm)

 解像度:300ppi

とすることが適切です。

■ 出力階調数

出力階調数は、出力機器の出力解像度と印刷線数の関係によって決定される網点濃度の段階的な変化で、この階調数が多いほどなめらかな濃度変化の再現が可能になります。

逆に階調数が少ないとトーンジャンプといわれる段階の境目がはっきりと知覚されてしまうことになります。

256階調のトーン
10階調のトーン

出力階調数のイメージ

上)256階調のトーン

下)トーンジャンプが発生している10階調のトーン

出力階調数の算出は、

 (出力解像度 / 出力線数)2乗 + 1 = 出力階調数

となります。

ただし、基本的にデジタルデータとして処理する階調数は、8bitの0〜255までの最大256階調で、それ以上の階調数となる設定をしても、印刷結果には反映されません。

3)SNS広告のセーフエリア

ダウンロードしたSNS広告の基本となる画素数とアスペクト比のファーマットには、Instagram StoriesとYouTube Shortsのセーフエリアをそれぞれレイヤーとして明示しています。

Instagram Stories(1,080px × 1,920px)

 上部マージン:220px

 下部マージン:380px

 右側マージン:150px

 左側マージン:40px

YouTube Shorts(1,080px × 1,920px)

 上部マージン:150px

 下部マージン:350px

 右側マージン:150px

 左側マージン:40px

ユーザに確実に認知してもらう必要のある情報(ロゴ, テロップ, 被写体の顔など)は、上記マージンを考慮したセーフエリア内に配置することが重要です。

4)キービジュアルとキャッチコピーの決定

チームでのディスカッションをおこない、キービジュアルとキャッチコピーを決定し、フォーマットを活用した具体的なデザインワークに着手してください。

次週、チームごとの進捗状況を報告してもらい、教員からのフィードバックをおこないます。

進捗状況について見せられる材料を持参してください。

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