20170407
デザイン基礎大阪電気通信大学 総合情報学部 デジタルゲーム学科 前期開講科目 イメージの編集とタイポグラフィ表現 第01週:04月10日 |
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0)出席集計上記リンクもしくは右のQRコードから出席集計システムにアクセスし、出席の回答をおこなう。 回答に必要な「特定の番号」を指示するので、その指示に沿って入力をおこなうこと。 |
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1)授業の概要■ 目的 情報の収集から編集、視覚表現までのプロセスをイメージの編集と捉え、コンピュータを利用したデジタル環境での課題制作をおこない、ハンドワークの延長線上にある表現ツールとしての側面と、デジタル環境における表現メディアとしての特性について考察する起点とする。 また、デザイン活動の根幹を成す要素として、コミュニケーションの視点は欠くことができない。中でも文字情報による視覚伝達機能は、あらゆるデザイン分野において、コミュニケーション成立の要となっている。そうした文字に焦点を当て、タイポグラフィ表現の基盤となる知識と技術についての理解を促し、デザイナーとしての眼差しを養う。 ■ 授業内容 01. 授業の概要 課題[写真から絵画へ]1 課題説明・ターゲットイメージの選定 写真撮影の基礎知識 02. Photoshopによる画像加工 ビジュアルイメージを整える 課題[写真から絵画へ]2 制作 03. 課題[写真から絵画へ]3 制作・レポートシートの作成 04. 課題[写真から絵画へ]4 制作・提出 05. 課題[写真から絵画へ]5 レビュー 06. 課題[写真から絵画へ]6 レビュー 07. タイポグラフィによる表現 1 文字と視覚表現を考える(欧文) 08. 課題[レタースペーシング]1 課題説明 タイポグラフィによる表現 2 文字と視覚表現を考える(和文) Illustratorでのグリッド機能 09. タイポグラフィ領域の拡張 課題[映画タイトルロゴのデザイン]1 課題説明 10. 課題[映画タイトルロゴのデザイン]2 Illustratorでの文字組 11. 課題[映画タイトルロゴのデザイン]3 Photoshopでの画像表現 12. 課題[映画タイトルロゴのデザイン]4 レポートシートの作成 13. 課題[映画タイトルロゴのデザイン]5 制作 14. 課題[映画タイトルロゴのデザイン]6 制作・提出 15. 課題[映画タイトルロゴのデザイン]7 レビュー デザイン基礎の課題確認 デザイン基礎の総括 授業アンケートへの回答 ■ 評価基準・評価方法 出席状況を単位認定の前提とし、以下の提出物により総合的に評価する。 1. 課題[写真から絵画へ]作品データ 2. 課題[写真から絵画へ]レポートシート 3. 課題[レタースペーシング]ワークシート 4. 課題[映画タイトルロゴのデザイン]作品データ 5. 課題[映画タイトルロゴのデザイン]レポートシート 評価方法と評価観点の配点については、Webシラバスを参照のこと。 ■ 教科書・参考書 教科書 「表現メディアの編集と表現」 有賀妙子・渡部隆志・由良泰人 共著 実教出版株式会社 参考書 「名画を見る眼」高階秀爾 著 岩波書店 「続 名画を見る眼」高階秀爾 著 岩波書店 「Grid Systems in Graphic Design」Josef Muller-Brockmann 著 Arthur Niggli 「Illustratorプロフェッショナルロゴデザイン改訂新版」下田和政 著 MdN 「Photoshopプロフェッショナルロゴデザイン改訂新版」下田和政 著 MdN ■ その他 学生各自所有のノートパソコンを使用し、講義資料(Web)の閲覧、演習および課題制作をおこなう。 課題制作に必要となる材料などは、その都度連絡し学生各自にて用意する。 演習や課題制作において、積極的かつ能動的な受講と制作への取り組みが望まれる。 |
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2)課題[写真から絵画へ]1 課題説明・ターゲットイメージの選定デジタルカメラでイメージ採集のための撮影をおこない、Photoshopの持つ色彩のコントロール、フィルタメニューによるピクセル操作といった機能を利用し、撮影した日常の写真イメージを絵画的なイメージへと変換する制作に取り組む。 ターゲットとしたイメージの視覚的な特徴や印象を的確に捉えること。またそれらを表現に取り込み再生することを通して、Photoshopの機能についての理解を再整理し、制作プロセスを論理的に組み立て、実行することを目的としている。 |
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■ 課題制作スケジュール 04月10日 課題説明・ターゲットイメージの選定 04月17日 講義(Photoshopの色調補正とフィルタ)・撮影完了 04月24日 制作・レポートシート作成の説明 05月08日 制作・完成データの提出 05月15日 レポートシート提出・提出作品のレビュー ■ 絵画のイメージを分析する 写真から絵画へのイメージ変換の観点として、ターゲットとする絵画作品を選定し、その絵画の持つ特徴や印象を分析し、それをモチーフとして画像加工をおこなう。 絵画作品の選定と分析の例として、以下の5作品を例として紹介する。 |
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Georges Seurat ジョルジュ・スーラ「グランド・ジャット島の日曜日の午後」(1884-86年) 新印象派 印象派+科学 限られた純色だけを用いた点描 光をキャンバスに定着させる Vincent van Gogh ヴィンセント・ヴァン・ゴッホ「麦畑と糸杉」(1889年) 後期印象派 躍動感のある力強い筆跡 色彩の対比・補色の効果 Pablo Picasso パブロ・ピカソ「夢」(1932年) キュビズム 多様な視点をひとつに融合 形態の大胆なデフォルメ Raoul Dufy ラウル・デュフィ「オンフルールの灯台」(1935年) フォビズム 輪郭線による形態の描写 色彩のコントラストと調和 |
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絵画作品の選定に際しては、画集や図録、ウェブなどで情報収集する。その際、作品の表面的な部分だけではなく、作家とその時代など制作に関わる背景についても理解を深めるた上で、制作に取り組むこと。 選定した作品の、作家名・作品タイトル・制作年・作品の画像データについて収集・保管しておくこと。レポートシート作成の際にそれらデータが必要となる。 ■ 絵画作品選定の参考となるウェブサイト Mark Harden's Artchive タイム・ライン 西洋絵画史 http://www.ne.jp/asahi/art/dorian/index.html WEB美術館 3)日常から絵画的イメージを採集するデジタルカメラで、画像加工の素材となるイメージ採集のための撮影をおこなう。 撮影時の画像サイズはピクセル寸法で1,024px × 768px以上に設定。画面方向はヨコ位置に限定する。 撮影したデータはPCに取り込み保存しておくこと。 ■ 写真撮影の基礎知識 1. カメラアングルを変える 日常の目線の高さのアイレベルではなく、低い位置から見上げるローアングル、高い位置から見下ろすハイアングルなど、視点の変化によって、被写体の中に存在するイメージを再発見することもできる。 2. 撮影画角を変える 撮影する範囲のことを画角というが、被写体を画角に収めるフルショット、被写体の一部分を全面に撮影するクローズアップなど、画面の中にどれだけの情報を収めるのかも、意図的に操作する必要がある。 3. ストロボの設定とブレの効果 ストロボは[自動→赤目防止→切]の設定が切り替えられる機種が多い。ストロボを使用した場合、使用しない場合で撮影されるイメージは大きく代わる。光量が少ないときには、その分露光時間が長くなり、手ぶれのアラートが表示されるが、あえて手ぶれを効果的に利用することも考えられる。 |
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第01週:04月10日