20170924

情報デザイン演習

大阪電気通信大学 大学院 総合情報学研究科 ビジュアルデザイン特論

情報[世界]を見る・考えるデザイン演習

第01週:09月28日

開講クラス数:1クラス

開講日時: 木曜日・2時限

授業教室:10-201

担当教員:渡部隆志

1)授業の概要

担当教員の自己紹介

授業概要の説明

■ 授業目的

わたしたちの身のまわりにあるあらゆるプロダクツやコンテンツは、誰かの手によってデザインされた形体と内容を持って存在し、デザイン表現を通じてさまざまな情報が視覚化されている。ユーザは、提示された形体や内容から情報を受け取り、思考、行為へと遷移し、そこにコミュニケーションが発生する。

プロダクツやコンテンツを介して、送り手と受け手の間に成立するビジュアルコミュニケーションの本質、そこに込められたデザイナーの発想や意図、その根底にある理論や手法についての理解を促し、制作に取り組む上での意識をより深化させることを目指す。

情報を構造化、統合し、意味を与える「情報デザイン能力」について、段階的な演習を通して、テーマ世界を観察する眼差し(=デザインマインド)を涵養することを目的とする。

■ 授業内容

01. 授業の概要

    ビジュアルコミュニケーションデザインとは何か

    アフォーダンス

02. 演習1[知覚の傾向を探るビジュアルイメージ採集]1 ゲシュタルト要因

03. 演習1[知覚の傾向を探るビジュアルイメージ採集]2 制作・提出

04. 演習1[知覚の傾向を探るビジュアルイメージ採集]3 レビューと自己評価

    演習2[情報を表すビジュアル変数]1 ジャック・ベルタンの視覚変数

05. 演習2[情報を表すビジュアル変数]2 制作

06. 演習2[情報を表すビジュアル変数]3 制作・提出

07. 演習2[情報を表すビジュアル変数]4 レビューと自己評価

    演習3[画像イメージと意味]1 ロラン・バルト「写真のメッセージ」から

08. 演習3[画像イメージと意味]2 ことば→画像イメージ

09. 演習3[画像イメージと意味]3 ことば→画像イメージのレビュー

10. 演習3[画像イメージと意味]4 画像イメージ→言語化

11. 演習3[画像イメージと意味]5 制作・提出

12. 演習3[画像イメージと意味]6 レビューと自己評価

    演習4[時の流れ]1 時間についての考察

13. 演習4[時の流れ]2 制作

14. 演習4[時の流れ]3 制作・提出

15. 演習4[時の流れ]4 レビューと自己評価

    ビジュアルデザイン特論の総括

    授業アンケートへの回答

■ 授業方法

各演習テーマに沿った概説講義と、コンピュータを利用した課題作品の制作をおこなう。

■ 評価基準

授業毎のショートレポートと課題作品により評価する。

課題作品75%,プレゼンテーション(ショートレポート+自己評価シート)25%

■ 教科書・参考書

教科書は特に指定しない。

参考書

「Design Rule Index」William Lidwell, Kritina Holden, Jill Butler 共著 ビー・エヌ・エヌ新社

「インフォグラフィックス」木村博之 著 誠文堂新光社

「身近なダイアグラム」パイインターナショナル

「映像の修辞学」ロラン・バルト 著 筑摩書房

■ その他

課題制作に必要となる材料などは、その都度連絡し学生各自にて用意する。

演習や課題制作において、積極的かつ能動的な受講と制作への取り組みが望まれる。

2)ビジュアルコミュニケーションデザインとは何か

デザインという語は、広辞苑により以下のとおり定義されている。

デザイン【design】

(1)下絵。素描。図案。

(2)意匠計画。生活に必要な製品を製作するにあたり、その材質・機能および美的造形性などの諸要素と、技術・生産・消費面からの各種の要求を検討・調整する総合的造形計画。「建築―」「衣服を―する」

(広辞苑第五版より)

デザインの定義として、現代の状況を的確に表現したものと考えるテキストを以下に紹介する。

デザインとは、人間の創造力、構想力をもって生活、産業、環境に働きかけ、その改善を図る営みと要約できます。つまり、人間の幸せという大きな目的のもとに、創造力、構想力を駆使し、わたしたちの周囲に働きかけ、さまざまな関係を調整する行為を総称してデザインと呼んでいます。

(1989年通商産業省「デザインイヤー」趣旨より)

ビジュアルコミュニケーションデザインは、視覚を通じた、情報伝達・意志疎通の、創造力・構想力による設計であり、人間が得る多くの情報は、感覚器官を通じて認識されるが、中でも視覚を通して得る情報は最も大きな割合を占め、その視覚による情報伝達を意図的に操作することが、ビジュアルコミュニケーションデザインであるといえる。

ビジュアルコミュニケーションデザインの専門領域は以下のように分類できる。

印刷系

… グラフィックデザイン(印刷物全般)

… エディトリアルデザイン(雑誌や書籍の編集)

… パッケージデザイン(商品包装)

生産系

… インダストリアルデザイン(工業製品設計)

… プロダクトデザイン(商品設計)

環境系

… サインデザイン(誘導案内の表示)

映像系

… 映像(映画やテレビ放送のコンテンツ)

… Web(マルチメディアの統合プラットフォーム)

… ゲーム(インタラクティブ性を持ったコンテンツ)

ビジュアルコミュニケーションデザインは、文字・図形・画像、さらには立体や映像といった視覚的要素(情報)の集合体である。

そうした各種情報を統合的に扱うビジュアルコミュニケーションデザインにおいて、コンピュータによる情報処理は、ハードウェアやアプリケーションソフトウェアの進化にあわせて広く浸透してきた。

3)アフォーダンス

アフォーダンス(affordance)とは、空間において、モノとヒトとの間に出現する相互補完的な事態を指す造語として、アメリカの知覚心理学者ジェームズ・ギブソンによって、『生態学的視覚論ーヒトの知覚世界を探る』(1966年)の中で提唱された造語である。afford(〜を与える・他動)に接尾語-anceを加えて名詞、形容詞化したものである。

モノやそれが存在する環境が持つ物理的特徴である「surface(表面)」と「texture(肌理)」が、モノ自体をどう取り扱ったら良いかについてのメッセージをユーザに対して発しているとする考え方であり、その機能に影響を与えるという属性として捉えられる。

デザイン表現の分野においては、モノや環境のアフォーダンスとデザインによって意図された機能が一致するとき、そのデザインはユーザにとって最も効率性が高く、逆にモノや環境のアフォーダンスとデザインによって意図された機能が一致しないときは、効率性が低く使いにくいモノや環境となってしまう。

現実世界におけるモノや環境が持つアフォーダンスを利用するという観点から、仮想空間のインターフェイスなどに、現実世界のメタファーが用いられる。

あなたはこれらの扉の前に立って、どんなふうに開閉の操作をしますか?

■ 情報デザイン能力育成のための基礎教育プログラム

具体的な演習課題の設定意図について、学会発表資料をもとに確認する。

3)出席カウントのためのメール送信

メール送信のページから、出席カウントのためのメール送信をおこなう。

名前欄には、学生番号(半角英数)・氏名を入力すること。

メールアドレスは入力の必要なし。

メッセージ欄に記載するテーマを指示するので、その指示に沿って入力をおこなうこと。

インデックス担当授業の資料情報デザイン演習

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第01週:09月28日

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