20180415
![]() ![]() プロダクトデザイン・演習大阪電気通信大学 総合情報学部 デジタルゲーム学科 前期開講科目 ユニバーサルデザインに基づいた設計とその表現としての図法の基礎 第02週:04月17日 ![]() |
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1)ユニバーサルデザインのための実験と観察 2 ブラインドウォーク■ UDにおける観察の重要性 日常を注意深く観察し、そこに存在するモノやコトの機能と形態、手順やシステムの現状に意識を向ける。 使用者が使いにくそうにしているモノやコトは、なぜその人にとって使いにくいのか? だれもが快適に使用しているモノやコトは、なぜだれにでも使いやすいのか? 自分自身が不便や不具合を感じるモノやコトを、他人はどのように感じているのか? 自分自身の特性や価値基準を起点に日常に意識を向けても、観察したモノやコトに潜在するUDのポイントには到達しにくい。複数人のグループでそれぞれの特性や価値基準をつきあわせることが有効である。それは、モノやコトの機能と形態、手順やシステムに対して客観的な視点を持つことにつながる。 ■ UDにおける実験の重要性 観察によって得たモノやコトに中に存在するUDのポイントを再現すること、すなわち実験は、UDのポイントの理解に向けて効果的である。 実際にさまざまな環境や状況、身体的特性などを設定し、その実験と実験の観察をふまえて考察に至ることが、UDの具体的デザイン設計の基底を支える要素となる。 ![]() |
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■ 学外でのグループによる観察と実験 街中でのUD体験を実施する。 □ 実験内容 ブラインドウォーク(blind walk) グループ内の1名が目を閉じた状態で、別の1名が介助者となりそのひじを持って、所定のルートを5分間歩行する体験者となる。 介助者は、体験者を安全に誘導する役割を担う。 グループ内の他のメンバーは、安全確保のため体験者と介助者の前後を歩行。また時間測定もおこなう。 5分間歩行後、役割をローテーションし、グループ全員がそれぞれの役割を体験する。 なお、実験中は会話を謹み、体験者が周囲の環境情報に神経が集中できるよう配慮すること。(危険回避のため体験者以外のメンバーが適切な指示を出す場合を除く) 今回の実験においては、視覚機能を失った状態で、街中のノイズや道路・路面の状況といった、聴覚と触覚から得ることのできる特定の環境情報のみで行動する状態を体感する。 5分間の体験が終了した後、体験者は感じたことをメモしておくこと。またグループ内の体験者以外も、体験者の様子を観察し、同様にメモを取る。 □ 歩行ルート 1. 課題説明後、指定された時間にJR忍ケ丘駅 東側ロータリー集合 2. グループごとに時間差でロータリーを東に向かって出発 3. 交差点北西角の林内科医院を左折して西側歩道を北上 4. イズミヤ東寝屋川店手前の歩道橋を渡る 5. 折り返し東側歩道を南下 |
![]() ![]() 実験の様子 体験者は写真下にあるように、介助者のひじをしっかり持って歩行すること。 実験中の注意 交通ルールを守り、安全に留意すること。 気分が悪くなった場合は、即実験を中止し教員もしくはTAに連絡すること。 他の歩行者や車両の迷惑にならないよう気を配ること。 |
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1名あたり2回〜3回のブラインドウォークを体験した後は、実験を終了して解散。 次週授業内での考察レポート作成に向けて、実験と観察のメモを忘れず持参すること。 ![]() |
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第02週:04月17日