アドバンストデザイン・実習

大阪電気通信大学 総合情報学部 デジタルゲーム学科, ゲーム＆メディア学科 前期開講科目

アドバンストデザインのためのユニバーサルデザイン思考と図法の基礎

第12週：07月02日

0）出席登録

MyPortalから出席登録をおこなってください。

授業内で指示するコードを入力してください。

1）課題［アイソメトリック図によるイメージ表現］3 アイソメトリック図の制作・提出

Adobe Illustratorを利用して、アイソメトリック図法によって、立体形状のイメージ表現をおこなってください。

イメージ表現をおこなうモチーフは、PCや携帯電話、ゲーム機といった機械製品を対象として各自任意で選定します。

最終仕上がりの形体は、A4サイズ内に描かれたアイソメトリック図とし、PDF形式で提出してもらいます。

■ 課題制作スケジュール

07月02日　アイソメトリック図の制作・提出

■ 課題提出について

完成したデータには、A4アートボードの右下にフォントサイズ9ptで学生番号・氏名を明記してください。その上で、すべてのオブジェクトを選択し、フォントのアウトライン化を実行しておいてください。

ファイルメニュー → 別名で保存...　を選択。

　フォーマット：Adobe PDF

　名前：prd6_学生番号.pdf（例：prd6_hb00a000.pdf）

Adobe PDFを保存 の入力画面において以下のとおり設定してください。

　互換性のある形式：Acrobat 8　

　オプション項目の以下のチェックを外してください。

　　□ Illustrator の編集機能を保持

　　□ サムネールを埋め込み

　PDF を保存　をクリック。

Moodleのページに戻り、課題［アイソメトリック図によるイメージ表現］提出をクリックして、リンク先から別名で保存したPDFを提出してください。

2）展開図

展開図は、立体形状を切り開いて、ひとつの平面上にその立体形状の外形面を広げた図で、面材によって構成される立体の平面的な図表現として多く利用されます。

特にパッケージデザインなどの分野では、紙やプラスティックなどの面材を利用して、商品保護と付加価値の観点から、さまざまな外装としての化粧箱が設計されていますが、その図表現の基本となるのが展開図です。

展開図においては、先の製図のルールと同様、外形線は太い実線で描きますが、やや細い破線で描いた部分については、かくれ線ではなく折り線となります。

折りには、山折りと谷折りがあります。特に指示のない場合は山折りとなります。

3）透視図

■ 透視図の歴史と分類

透視図は、線遠近法（linear perspective）とも呼ばれ、人間の視覚によって捉えられた立体空間像を、おおよそ自然なかたちで平面上に再現するための図法です。

ルネッサンス期の科学者であり芸術家であったレオナルド・ダ・ヴィンチ（1452〜1519）が残した書簡の中に次のような一節があります。

「絵画」は、触れることのできぬものを触れるように平らなものを浮き上がっているように、近いものを遠いように思わせる。

2次元の平面空間に3次元空間を表現する写実的絵画は、透視図法によって成立しているといえるでしょう。

透視図法は、15世紀イタリアでブルネレスキとアルベルティにより成立した幾何学的遠近法にその端緒があります。

透視図法においては、対象を捉える視点と、空間上で奥行きを持った平行線が収束される水平線上の消失点を設定することで、立体像の平面表現への展開をおこないます。

透視図は、消失点の設定数によって、以下のものに分類することができます。

□ 一点透視図

物体の1面を正面として、奥行きを表す線が、設定する1つの消失点に集約されます。

□ 二点透視図

物体の1辺を正面として、奥行きを表す線が、水平線上の左右に設定する2つの消失点に集約されます。

□ 三点透視図

二点透視図の2つの水平線上の消失点に加えて、垂直方向の消失点を1つ加えたものとなります。

■ 二点透視図による作図

4）レポート試験［PPP評価法の商品開発への応用］課題説明

PPPを用いたUD達成度調査によって検証した商品について、PPP評価法の観点に基づいたリ・デザイン（再設計）をおこなってもらいます。

これまでの授業中で理解を促してきたユーザ分類とPPPについて再確認し、また平面上に商品の形態を表す製図やイラストレーション表現を用いて、既存商品の改善点の発見と提案に取り組んでください。

■ UDアイテムの紹介

PPP評価法の観点に基づいたリ・デザイン（再設計）をおこなうにあたり、実際に流通しているさまざまなUDアイテムについて、そのUDのポイントについて紹介します。

1. ハンディ・バーディ ミニィ（ボールペン）

2. ハンディ・ワーミィ （ヘルパーハンドル）

3. パラクルノ（キャンパスノート）

4. カドケシ（消しゴム）

5. まなびすと定規

6. 本当の定規

7. プニョプニョピン（画鋲）

8. 神奈川県川崎市による3Dプリンタを活用した自助具づくり「MAKERS」

■ 課題要件

既存商品のリ・デザイン提案をグラフィカルなレポート文書としてまとめてください。使用するアプリケーション、書式およびページ数は自由。

最終形態としてはPDFに書き出したデータを提出してください。

デザイン提案におけるグラフィカルなビジュアル表現は、

　三面図

　アイソメトリック図法

　3DCGアプリケーション

　デッサン（透視図）

など、これまでの履修科目において学んできた表現手法を用いて、商品の構造とリ・デザインのポイントが的確にイメージできるよう工夫してください。

作成したレポートはファイル名を

　prd7_学生番号.pdf（例：prd7_hb00a000.pdf）

としてください。

Moodleのページのトピック［レポート試験］から提出してください。

提出締め切りは07月19日（金）23:59 です。

前期成績評価提出の都合上、期限を過ぎると提出できなくなりますので、注意してください。

また併せて、MyPortalでの出席登録の修正、これまでの課題提出についても同じく07月19日（金）23:59 で締め切ります。

問い合わせのある場合は、Moodleに記載のメールアドレス宛にその旨連絡をください。

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